アオダモ

お庭のシンボルツリーに何か一本だけ植えたい!

といったご要望には迷わずアオダモをお薦めします。

福島以南で人気のある常緑広葉樹シマトネリコは寒冷地での耐性が弱く、ここ宮城県では名取市が安心して植栽できる北限と私は捉えています(仙台市泉区や富谷市でも越冬の実績あり)

シマトネリコに樹形がとても似ているアオダモは宮城県の厳しい冬にも耐えられる落葉広葉樹。

シマトネリコは照葉樹で葉の表面が艶々しているのでアオダモと並べると違いがわかります。

アオダモの姿はとても涼しげ。空に向かってす~っと伸びていく性質の為、幹の途中に枝や葉が無くとってもスマートな樹形。

5月頃になると小さな白い花をたくさん咲かせ、また秋になると葉は赤く紅葉し、そして落葉。と四季の移ろいを感じさせてくれているはずなのですが...

白い花も赤変した葉も私が抱くアオダモのイメージの中ではあまり印象に残っていません。

アオダモといったら一にも二にもやはりその美しい樹形でしょう。

 

山採りのアオダモが美しい。

木々が密集する山の斜面では、光合成を行う為の日光の取り合いで上へ上へと幹や枝を伸ばします。山採りが美しいのは幹が細くて曲がっているから。とにかく上へと伸ばす必要があるため幹の成長は後回しです。幹が途中から湾曲するのは効率的に日光をキャッチする為。

幹が根元から何本にも分かれている株立ちは格好が良いです。

株立ちは山採りの自然な樹形ではなく畑で寄せ株で作られたものがほとんどでしょう。山中よりもゆったりした環境で育つため、幹が真っ直ぐ上方に伸びていきスタイリッシュな樹形を形成します。

なのでシンボルツリーには株立ちを選びます。

 

一本立ての単木は、数本を並べて植え付けると程良いボリューム感を出す事が出来ます。

シンボルツリーには株立ちを。

空間を埋めるなら単木の列植を。

 

アッパーライトの光を当てて壁に樹木の影を映し出すテクニックがありますが、この場合は単木を選択します。それも胴体が大きく湾曲した山採りならなおのこと格好良いです。