9/23(月)は休業となります

勝手ながら9/23(月)は休業とさせていただきます。

 

 

 

 

宮城県仙台市S様邸のイングリッシュガーデン

 

イングリッシュガーデンの骨格となる舗装部分を、素材とパターンでトラッドにデザインしました。

格子状に設けた花壇を縁取る幾つかのパターンで敷きこまれた園路を機能的に配置することにより、無理のない自然なゾーニングが生まれます。

また、地面に高低差を設けることにより、庭空間にリズミカルな奥行きが感じられ、眺めているだけでも心地良いものです。

 

靴の裏に土がつかない実用的な舗装に美しさを感じられる様、細かな部分の仕上げを独特な方法で魅せていくのも、イングリッシュガーデンでの舗装の特徴かと思います。

レンガ敷きの園路の一部にヘリンボーンパターンを取り入れています。隣り合うレンガを隙間なく詰めて敷くのではなく、モルタルの目地を設けることでエレガントな印象となります。また、それを縁取るストレートに連なるレンガとの隙間にも余裕を持たせているのは、ヘリンボーンパターンをより美しく魅せるため。

一段上がったライムストーンのテラスの縁に積み上げたレンガは薄く長いものを使用し、モルタルの目地幅をレンガの厚みと同程度に取っています。ここでのモルタル目地の仕上げは、平坦に均した園路のレンガと異なり、目地を切りません。ケーキに生クリームを搾る動作と同じようにモルタルを搾って注入し、はみ出たところもそのままにします。庭の奥に設けたレイズドベッドに積まれているレンガも同様の手法で仕上げています。