ナチュラルテイストな庭に溶け込むメンテナンスフリーのエクステリア

ナチュラルテイストな庭に溶け込むメンテナンスフリーのエクステリア

宮城県仙台市S様邸/外構エクステリアリフォーム工事/おしゃれな庭/ウリン材のウッドデッキ

エクステリア外構とお庭のリフォームです。

老朽化したウッドデッキを新調し、それに伴いフェンスもおしゃれな物に変更、アプローチ階段もリフォームしました。

 

 

ビフォー

既存のウッドデッキは朽ち果てています。こちらはSPF防腐材で作られたもの。SPF防腐材は2×4(ツーバイフォー)材としてお馴染みです。SPF防腐材は加工のし易さとコスト面を抑えられる点で、ウッドデッキの材料としてはポピュラーな木材です。

SPF防腐剤は木材に防腐剤を注入したもので、色はやや緑がかっています。が、放って置くと腐食が進みますので、2年に一度程度のペースで塗装しなければなりません。それでも10年ほどで床が抜けてきたりします。

同じSPF防腐剤で作られた木製のフェンスも強風で倒壊していました。

 

新調したウッドデッキはハードウッドのウリン材。出来立ては赤茶色しています。

ウリン材は基本的に塗装はしません。メンテナンスフリーで30~40年は持つらしいです。

また、釘が打てないほどの高強度でとにかく頑丈な素材なのです。

 

ウリンデッキに備わるフェンスも木製の目隠しフェンスから、風通しの良いスッキリとしたデザインのものに変更しました。

メッシュが2枚構造になっている立体的なデザインは蔦や薔薇を絡ませることを目的としたものですが、今回はフォルムとカラーリングでチョイスしました。メッシュの色はディープなグリーン、アルミの支柱はウッドパターンを選び緑豊かなお庭空間に溶け込ませています。

 

駐車場の天井を一部カルバート構造の様にウッドデッキで覆っています。自転車を収納するスペースとなりますが、車のボンネット部も収納できます。

画像はございませんが、ウッドデッキ床の裏にはポリカーボネートの波板を仕込み、デッキの床板の隙間から雨水などが流れて来ない構造になっています。特にウリン材は初期ににじみ出る赤い灰汁が垂れてきますので、それを防ぐ効果も狙っています。

 

駐車場奥から玄関へと誘うコンクリートのアプローチ階段も老朽化していましたので、おしゃれにリフォームします。

 

アイボリーのレンガと白系の自然石乱形との淡い配色は緑いっぱいの庭空間に爽やかさをもたらします。

既存のコンクリート階段はモルタル仕上げされた表面が剥離していましたが、その下のコンクリート躯体は頑丈なままでしたので、階段を手前に一段ずつスライドさせ躯体を残したまま施工しました。

 

階段に貼られた自然石はブラジル産の石英岩。ビアンコという白系のカラーです。程よくピンクやブラウンが混ざりエレガントな色彩です。

 

ここにもフェンスを新調します。

以前はウッドフェンスが備わっていました。

 

新調されたウッドフェンスは腐食の心配のないオールアルミ製。クラシックなホワイトパイン色の板とブラウンの柱との組み合わせです。こちらのフェンスも外構や庭の空気感の中で主張することなく馴染ませています。