レンガを求めて札幌まで

すみません。
新規受付をSTOPしたまま受付再開の目処が立ちません。
なんとか11月頃の工事でしたら数件できそうな感じです。
札幌のお隣、江別のレンガ工場に気になるレンガがある...との情報をアトリエカンナさんの天野社長より入手していたのですが、写真を眺めているだけでは埒があかないと急遽思い立ち、札幌まで飛んできました。
創業80年の江別レンガの工場です。
古い建物の壁にはレンガがイギリス積みで積まれています。
ダブル×2列=4列の厚み。

おもちゃのブロックの様な凹凸は、LEGO的な使い方が可能です。
お庭でBBQする際にサッと積み上げてBBQコンロにできるのです。

日本人の手のサイズに合わせたサイズがレンガのJIS規格です。
女性が片手で持てるサイズ。
アフリカやオーストラリアのレンガはこれよりも一回り大きくなります。

MADE IN JAPANのレンガは吸水率が低く、冬場の凍害に強いのですが、
こちらの江別レンガは更なる寒冷地仕様となります。
焼きの温度や時間で調整するそうです。

G-landでも大活躍しているD型レンガ(角が50Rに丸められています)です。
焼く前の乾燥させた状態なのですが、こちらは品質検査でハネられたので焼かずに処分されます。
赤いレンガも黄色やオレンジのレンガも、焼く前は全てこの色。
火加減で色を変えていくのです。

ヘリンボーンに使ってみたいお宝を発見。
何度も焼かれてソリが出ています。
このレンガの上に製品となるレンガを並べて釜で焼いたそうで、裏方のレンガなのです。

ツルリと丸い笠木用のレンガ。
どうやって使おうかな...

ところ変わって、コンサドーレ札幌のクラブハウス。
イギリス積みの赤レンガとグリーンのウッドの組み合わせ。

白い恋人パークのレンガもイギリス積みです。
このクラシックな風合いがたまらなく好き。




札幌の知事公館の壁は、G-landでもお馴染みのコンクリート木目打ち放しでした。
この壁が100m位続いていましたが、職人さん大変だったろうな。