ヘリンボーン

ヘリンボーンは私にとって特別なデザインパターンです。

その名の響き、そして規則的に整列した機能美、聴覚と視覚からなんともお洒落に響いてきます。

“ヘリンボーン” と声に出してみると “ボ” のところで口の中がくすぐったくなってくるのもまたお洒落。

 

鰊(魚のニシン)の骨という意味のヘリンボーン。

頭から尻尾まで貫く中骨の上下に備わる細かな骨の配置パターンに似ているところからそう呼ばれている様です。

鰊の骨と言われると “お洒落” や “デザイン” といったキーワードからは全くかけ離れたイメージですが、ヘリンボーンパターンと呼ばれるとイメージは一転します。洋服の生地でヘリンボーンといえばクラシックで優雅な織りパターン。私のクローゼットにも冬場限定で登場するツイードのヘリンボーンジャケットが一着眠っています。

 

そんなお洒落なヘリンボーンが似合う外構やお庭のシーンは “小径(こみち)” としての使い方かと思います。

お庭でしたら、ガーデンパンから物置までの緩やかにくねったレンガの道をヘリンボーンパターンで。

外構では玄関までのアプローチをレンガの縁付きで真っ直ぐに。

レンガとレンガの隙間にはきっちりとモルタルを充填します。

 

イングリッシュガーデンやレンガ主体のトラディショナルなデザインイメージに取り入れる際には“レンガ”で組んだヘリンボーンが定番であり、キッチリとした印象に仕上がります。

素材を替えて淡い色合いのウッド調の細長いタイルで組みますと、北欧風のほっこりしたテイストにお洒落にはまります。

 

私にとってはとっておきのパターンなものですから設計に織り込むのは一年に一度と限定しています。

あまり頼りすぎるのも考え物で思考が鈍ってしまいますから。